業  種:
  • 教育

事業者名:STEMON(ステモン)

未来を生きる力を育むプログラミング教育

 

宮木駅前にプログラミング教育スクール『STEMON(ステモン)』が開校しました。
西小学校からは徒歩1分という好立地。宮木駅前なので辰野町の方なら誰でも分かりやすい場所です。

2020年度から、小学校の授業でプログラミング教育が必修化され、プログラミング教育は子どもの習い事として人気が高まっています。
これからのIT社会を生きていく中で、必要不可欠なスキルとして注目を集めているプログラミング教育が、辰野町でも受けられるようになりました。
小学校では教える側に広い知識と一定の専門性が求められるため、小学校でのプログラミング教育の実践には様々な課題がある現状ですが、このスクールでは小さなお子さまから高学年の上級者まで、誰でも楽しみながらプログラミングを学ぶことができます。
ここで講師を務める須佐秀雄さんと渡邊比呂さんにお話を伺いました。

 

 

2020年の9月に埼玉から辰野町に移住してきた須佐さんは、辰野町に住み始めて、何か自分にできることはないかと思っていたところ、スティーム教育を子どもたちに教える機会があったため、こちらのスクールを開くことになったそうです。

渡邊さんは東京都出身、信州大学の人文学部に進学し、教員免許も取得しています。学生の頃は松本に住んでいましたが、大学の課外活動の中で、辰野町で開催されたイベントの運営補助に参加して辰野町と関わりを持ち、大学卒業後には辰野町で活動するようになりました。
渡邊さんは同じ建物で運営されている学習塾『 総合進学ゼミナール 螢照会 』 でも講師を務めています。

 

 

なぜ辰野町へ移住してきたのか教えてください

 

〈須佐さん〉
「生まれは福島県で新潟県に近い雪国なんです。長年、東京でITに関わる仕事をしてきましたが、老後は田舎で過ごしたいと考えていました。土地や物件など色々と探していたところ、日本の中心地である辰野町と出会い2000年に移住してきました。」

 

 

 

もともと教育への関心は強かったんですか

 

〈須佐さん〉
「学生の頃はアルバイトで塾の講師をしており、多くの子どもたちと接する機会がありました。
そんな中で子どもたちの成績アップという成果や信頼関係を築くことを経験し、子どもたちとの関わりは楽しいものなんだと感じたのが、教育への関心を持ち始めたきっかけでした。
その後、会社では人の可能性が広がるという価値を提供する人材育成の面白さを経験しました。
最近では、神奈川県に住んでいる孫に、毎週月曜日1時間webで英会話を教えることを通して、未来を担う子どもたちを育成することへのやりがいや楽しさがあると感じています。」

 

 

 

この塾の特徴を教えてください

 

〈須佐さん〉
「ステモンではスティーム教育といってテクノロジーを活用し子どもたちの創造力・表現力・論理的思考力・問題解決力を育む教育を行っています。
日本の文科省では、こういった教育が必要と言われ始めたのは約2年前なのですが、アメリカでは10年以上前から取り組んでおり日本は、ずいぶん遅れているのが現状です。
スティーム(STEAM)とは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学・ものづくり)、Art(芸術・リベラルアーツ)、Mathematics(数学)の5つの単語の頭文字を組み合わせた教育概念です。
子どもたちの好奇心を刺激し、楽しみながら子どもたちの創造性を育むことができる教育が必要だという方針に共感し、このスクールを始めることにしました。

 

 

ステモンでの具体的なコースは、ベーシックコース(1〜2年生)、アドバンスコース/エリートコース(3〜4年生)、プロロボコース(4〜6年生)などがあり、ブロックを使って『もの』を作る楽しさや自分で工夫する力をつけるエンジニアリングの基礎と、タブレットを使ってプログラミングの考え方などを学んでいきます。
創造性や課題解決力なども身につけるための教材も豊富に用意されていますので、一人ひとりの興味や希望、レベルに合わせたカリキュラムで楽しく学ぶことができます。

 

 

授業で使うブロック教材には、科学の原理があるんです。
例えば、滑車を使ったカリキュラムでは、回転して物を動かすような仕組みを作ります。見本を見せながら、こういう働きをするものを作っていこうという授業をしています。

 

 

〈渡邊さん〉
授業では、基本的に、子どもたちに自由に考えて作ってもらいます。
作品の設計図を渡すのではなく、完成品の見本というゴールだけを示すので、低学年の生徒さんには、解決策を見つけるのが難しいこともあります。
そんな時、解決策を全部を教えてしまうと意味がなくなってしまうので、うまくヒントを与えつつ、とにかく自分で考えてもらいます。子どもたち自身に解決してもらう舵取りの難しさ、その調整はとても難しいと日々感じています。
逆に、テキスト通りのことを教えるのではない教育は、講師側が工夫する面もすごく大きいのでやりがいを感じている部分でもあります。

 

 

例えば、子どもたちはブロックを組み立てることよりも、タブレットのプロ
グラミングを使ってキャラクターを動かしたりすることのほうが楽しそうだったりもするので、体験している子どもたちの表情を読みながら時間配分の調整をしたりして、子どもたちが常に興味を持っていられるようにと考えています。

 

 

 

保護者や子どもたちへメッセージをお願いします

 

〈須佐さん〉
ピアノなどの絶対音感と同じで、スティーム教育というのも小さいうちから始めることで能力はどんどん伸びていきます。中学生、高校生からプログラミングを始めようとしても単なるコーディングになってしまったりするんです。
想像力、ものをつくる力を養うことは幼少期からはじめることが大切なんです。
今後2025年には大学入試でプログラミングは必須科目として導入され、2030年には80万人の技術者が不足するといわれています。そういう時代に対応できる子どもたちを、辰野のど真ん中から育てていきたいというのが、私の夢でもあります。
気軽に体験できるコースもありますので、まずは実際に当スクールでプログラミングを体験してもらえればと思います。

 

 

〈渡邊さん〉
この教室で行っている教育は「知識を教えるだけの教育」ではなく、問題を「自分の力」と「与えられた道具」でいかに解決するのかを探っていく教育です。
自分自身の手で問題を解決していく経験は、今後の子どもたちの人生の上ですごく大事なものになると思うんです。
今はゲームやユーチューブで楽しい体験やたくさんの知識を得ることもできますが、自分の頭で考えて解決策を探る、とい った経験はなかなかできないと思います。ぜひ、そういった新しい体験をステモンでしていただけたらと思います。

 

 

 

 

 

 

 

  • 会社情報
  • 会社情報
    事業者名STEMON(ステモン)
    所在地〒399-0428 長野県上伊那郡辰野町伊那富2605-2 1F
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事業者名STEMON(ステモン)
所在地〒399-0428 長野県上伊那郡辰野町伊那富2605-2 1F
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