業  種:
  • ものづくり

事業者名:有限会社 河口工業

従業員の一所懸命を大切に、そして挑戦

 

コロナ禍で世界が一変した今、雇用維持にも大きな問題が起きています。
やむなく会社を辞める人、従業員を辞めさせなくてはいけない状況になってしまった会社など様々です。

 

 

そんな中、河口工業の河口社長がとった行動には驚かされました。

 

 

〈河口社長〉
「コロナの影響で辞めさせられたとかね。
そういう人を5人雇用していたんです、みんな正社員にしました。
一生懸命やってくれているからご褒美だよと、今首切られてしまっては行くところがないでしょうし、その分一所懸命仕事をいただいてくるからねということでやっているけれど、今は勉強の時期だから、やることがなければみんなで勉強しましょうよみたいなことをやっています。
やっていることは立派ですけど貧乏会社ですからね。(笑)
そして毎日の朝礼では、前日の売り上げの実績を全員に報告して、赤字でも黒字でも会社の状況をしっかり理解してもらって働いてもらっています。」

 

 

今、この状況下でなかなかそういったお話は聞かないですね

 

〈河口社長〉

「今はフィリピン、ブラジル、パラグアイなど海外の人も雇用したりして、正社員ですからしっかり活かしてね。ほとんどの人たちが喜んで一生懸命働いてくれていますね。

やっぱり人数に合わせた仕事をいただかなければいけないっていうことでやっているんですが、今は極端に言うと売り上げがちょっと落ちるくらいの話ですよね。」

「従業員の年齢の幅も広くて、若い人から定年になってもまだ年金もらうまでのあと5年の間をアルバイトで頑張って働いてもらっていますよ。70代っていったってまだ若いしねみんな頑張っています。」 

 

 

 

 

 

10年以上前に諏訪市から辰野に工場を移設されたようですが、、

 

 

 

〈河口社長〉
「33年前に上諏訪で会社をはじめて平出に工場を移転したんです。そこで10年やっていたんですが、それからこの広い場所に移転したんですね。
この本社工場には第1工場の『切削/品質管理の測定検査室/総務』、第2工場の『外観検査室/倉庫』、第3工場の『鍛造』がありまして従業員43人、そのうち女性が15人ですね。」

 

 

 

 

 

 

「プレス設備をはじめ、切削・型製造設備、測定機器設備などを整えています。
プレスで打つことを「鍛造」って言って、そしてMC・旋盤での「切削」があるんですが、ここでは鍛造、切削をみんなこの一つの会社でやってしまうんです。ですから注文をもらえば、材料を買ってプレスで打ってそのあと削って、製品によってはメッキまで施して納品させてもらうこともあるんですね。
例えば、それは消防ホース継手器具だったり、そのほかにはカメラ部品・自動車部品・医療器具・レジャー部品・電子機器の放熱をするヒートシンクと幅広い需要に応えることができています。」

 

 

 

 

 

 

そこで目を引く製品が、、「お猪口」です!(企画/販売:りぶら)

 

 

 

 

 

 

〈河口社長〉

「アルミを材料とした鍛造加工製品で、『鍛造成形』 → 『切削加工』 → 『葉脈転写加工』 → 『パフ加工』 → 『アルマイト加工/ダイヤカット』と様々な加工を施した職人技ともいえる商品で、2017年にSUWAプレミアム商品として認定され諏訪市のガラスの里にも展示されています。」

 

 

 

本物の葉っぱを金属へ転写する「葉脈転写加工」にはびっくりです。

 

 

 

 

 

 

何か新たに挑戦していることってありますか?

 

 

 

〈河口社長〉
「今、新しい物としてはバッテリー(蓄電池)ですね。オートバイや自動車についているようなものではなくて、5m角くらいの大きなバッテリーを作っているんです。
無駄な電気を貯めていくんですよ。それで何に使うかというと、例えば辰野町で全部停電になったとして、そしたらそのバッテリーから電気を流せば辰野町なら3日くらいは大丈夫ですよみたいなバッテリーなんですけど。

電池や電気ってのは中々なくならないものなんですよ、それに公害がないのでね今そういう装置は注目集めているんでね、いいかなと思っているんですよ。そういったものをやっている大手企業から声を掛けてもらったりしているんですね。うちとしてはそういった会社に今ある物よりこんな風にやったら安くできますよとか提案をして仕事をいただいているんですよ。
このままを作るのではなくて、うちでやらせてもらうんでしたらもう少しこう出来ますよっていう提案をして、ちょっと良いと思うと企業さんが呼んでくださるんですよ。遠方から来て下さったりもするしね。」

「今、中国との行き来が出来なくなっているので中国で作っていたものをお宅で出来ないか??っていうことも結構多いですね。」

 

 

 

 

 

 

河口社長の求める人材とは

 

 

 

〈河口社長〉

「いい人に来てほしい。初心者の人とかですね、育てるという形でやっているものですから、うちは結構若い人も居着いてくれているんですよ。とてもよく頑張って働いてくれていますよ。」 

 

 

 

 

 

とても従業員さんそれぞれを尊重してくださっている社長さんですね

 

 

 

〈河口社長〉
「今まで自分がいろいろな苦労をしたり経験して来たからですかね、、お金もないのにはじめてここまで来たんでね。(笑)」

「お客さんに社員を褒めていただくと言うことは多くあります。
私は褒められなくてもいいんだけど、社員が褒められるっていうのは経営者冥利に尽きるよね。」 

 

 

 

 

 

「今、5S活動と言うのが非常に必要になっているんです。
『整理・整頓・清掃・清潔・しつけ』その中で『しつけ』が一番難しいんです。目に見えない部分ですから。でもそこをお客さんが良いと評価してくださって来てくれるんで、本当にありがたいですね。」 

 

 

 

 

 

工場内を見学させていただきましたが、従業員の皆さんの挨拶に気持ちの良い清々しさを感じる会社でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 会社情報
  • 会社情報
    事業者名有限会社 河口工業
    所在地〒399-0428 長野県上伊那郡辰野町大字平出196-2
    電話番号0266-43-3111
    FAX0266-43-3110
    E-mailsoumu@kawaguchi-kogyo.co.jp
    URLhttp://www.kawaguchi-kogyo.co.jp/
    設立年月日1988年 1月 14日
    資本金1,500万円
    代表者名代表取締役社長 河口 利男
    全従業員数42人(内、男性30人 女性12人)
    主な業種製造業
    事業内容カメラ部品、自動車、消防器具部品、バッテリー、釣り具、その他
会社情報
事業者名有限会社 河口工業
所在地〒399-0428 長野県上伊那郡辰野町大字平出196-2
電話番号0266-43-3111
FAX0266-43-3110
E-mailsoumu@kawaguchi-kogyo.co.jp
URLhttp://www.kawaguchi-kogyo.co.jp/
設立年月日1988年 1月 14日
資本金1,500万円
代表者名代表取締役社長 河口 利男
全従業員数42人(内、男性30人 女性12人)
主な業種製造業
事業内容カメラ部品、自動車、消防器具部品、バッテリー、釣り具、その他

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