築105年の古民家で日本を盛り上げる。農業や畑・DIY体験大歓迎。

辰野町羽場駅近くにある「Hinatabocco⽥舎暮らし」。
2020年12月に開業されました。
15年ほど空き家となっていた築105年の古民家をほぼ自分達の手でリノベーションし、ここから地方創生者として田舎暮らしをオンライン・オフラインで発信しています。

代表の滝さんは2020年に辰野に移住してきましたが、本業は東京目黒の株式会社GROOVEでデザイナー兼アートディレクター職を、また副業で恵比寿にある株式会社AINEXTでも同じ職を。2社とも会社の立ち上げから携わり5年で2社合わせて年商60億円まで牽引。またカメラマンでもありキャスティングからPRムービー製作など全部自分でやりこなし、セミナー講師もやって、Amazonジャパンと合同セミナーもやって、インターンの人達にはデザインからビジネスの考え方、Webマーケティング、SNSマーケティング、動画の作り方、映画の作り方など全部教えてしまう。そして、将来的には企業保育や長野にデザインの学校も作りたいと考えている。
多才で多忙な滝さんですが
「僕は普通のサラリーマンです」「暇なんです」とあっさり。

そんな滝さんのお話は何だかわくわくしてきます。

Hinatabocco 田舎暮らしとは

「もっとみんなが見える形だったりとか、将来子どもたちが子育てしやすい環境を作ったほうが、その土地に残りたいと思ってもらえるじゃないですか？
結局誰が幸せになるかって考えた時に、子どもからご年配まで幅広い世代の人達＝みんなの幸せを考えて何かをやることこそ意味があると思って活動しています。

オフラインでは畑やDIYを通して、食育や古いものを再生して使うことの楽しさを提供したいと考えています。
例えば、ボーイスカウトみたいな形で、家族や親子で食農体験や食育体験みたいなコミュニティをここで作って行きたいんです。

オンラインではYouTubeやInstagramでコンテンツによって辰野だけでなく世界に地域や古民家の魅力を発信しています。
特にYouTubeは、日本の田舎や古民家に興味のある人って世界にたくさんいるんです。
映像発信でオンラインコミュニティみたいなものをどんどん作っていって、それをきっかけに人達に知ってもらって、そこから地域活性につなげていきたいと思ってます。」

シェアハウスについて

「“田舎に住むという「体験」をもっと身近に、もっと手軽に”をコンセプトに、シェアハウスをスタートしました。
生活する上で、毎月の固定費として欠かせない家賃。
そのコストはできる限り抑え、シンプルにお得に、だけど楽しい生活を送ってみたいと思いませんか？
『固定費はできるだけ抑え、好きなことや趣味にお金を使いたい！預金にまわしたい！』そんな方におすすめのシェアハウスです。
部屋は天然無垢材で、お布団もご用意しているのですぐにでも入居することも可能です。

また、2拠点生活、移住体験、ウィークリーでの利用も大歓迎です。
光熱費込、ネット環境込みの個室で、月30,000円で利用可能なので、リモートワークやサテライトとしていただくことも出来ます。
実際に、県内で実家に住んでいたけど自分の空間がほしい。やりたいことを気兼ねなくやれる場所がほしいと、シェアハウスを利用していた方もいました。

自分でアパートなどを探して借りるとなると、気軽には難しいかもしれないですが、ここなら！と思ってくださる方からの問い合わせが多くなっています。
Hinatabocco 田舎暮らしで2拠点生活や地方移住をはじめ、そのまま辰野や長野県の魅力を感じて定住してくれたら嬉しいですよね。」

インターン生の受け入れ

「Hinatabocco 田舎暮らしでは、発足から半年間で学生や社会人が100人以上関わってくれています。
今もここで数人の学生さんたちが定期的にインターンシップ生として活動しているんですけど、それぞれやりたいことを見つけて、体験するために来ています。
学校で学ぶことがインプットだとすると、アウトプットする場所って少ないと思いませんか？
そのアウトプットする場所の提供をしている感じですね。

それと、私達は学校で学ぶことが全てではないと思っています。
学校で学ぶことも大切かもしれませんが、社会を体験する。実際にやってみることのほうがより大切で、その人の成長にもつながっていると感じています。
なにもないゼロからの状態から畑をやるってなかなかないじゃないですか。それをやることで、例えば就活にも活かせるんです。

ありきたりなボランティアや課外活動より、「自分は何もない状態からここまで出来ました」っていう意思表示ができるっていうのは、今後多様な人材を求めている企業にとって、「自分はこういう考えで以前こういうことに取り組んだから出来ますよ」っていうファクトがある人材が必要なんです。
また、学生のうちに社会人と多く関わることで、その後のビジョンを描けたり、悩んでいることのヒントを得ることもできると思うんです。
自分が学生の時に、企業の社長さんや会社を立ち上げた人、大手企業の営業や人事採用に関わっている人と出会うことって少ないじゃないですか。
Hinatabocco 田舎暮らしでの経験や出会った人たちとの関わりが、その学生さんの今後の糧になったらいいなと思っています。」

辰野町を選んだ理由って？？

「理由は３つあります。
１つ目は滋賀の実家や職場がある東京への移動距離を考えた時に、長野か静岡かって考えて。
もともと登山で長野にはいったことあっていい場所ってのは知ってたのもあってすぐ候補になりましたね。
２つ目は地理的な環境だったり、人口を考えたときに、ある程度街が出来上がっている場所ではなく、人口が少ない場所だからこそできること、まだその町にないことをしたいと考えたことですかね。
大きな街になれば、大体のものは誰かがやっていたり、すでに市場が出来上がっていたりするので。
３つ目は２〜３年前くらいからストレスによる健康状態の変化ってとこですね。
健康ってどういう状態かって言うと「幸せ」だと僕は考えてまして、それってすなわち衣食住が整っているとか、五感を使って幸せを感じることができるかって考えています。

東京や名古屋に住んでいたこともありますが、人が多く忙しない環境は、僕にとってストレスみたいなのがあるんですよね。
だからこそ、ゆっくりと”ひなたぼっこ”できそうな環境や場所がいいなと思って。
それで僕は辰野を選んだってなります。」