小回りで、幅広く対応

設立昭和42年。法人になってから今年で48期を迎えた「有限会社秋山製作所」
です。創立当時は辰野駅近くに工場を設けていましたが、現在のこの場所に移設して13年になります。

アルミダイカスト製品の精密加工を、マシニングセンター・タッピングセンター・NC旋盤などで加工治具の製作から加工、アセンブリーまでを手掛ける各種金属部品メーカーです。

秋山社長にお話を伺いました。

どんなもの作られているんですか？？

〈秋山社長〉
「機械加工をやってるんですけど、色々な部品加工をやっていて自動車とかもやってるし、エンジンとかもやってるし、そういった機械部品の切削加工や金属部品の切削加工を行っています。」

従業員さんは何人くらいいらっしゃる？

〈秋山社長〉
「18名です。男性が８割方ですね。女性もおります。」

イメージ的には大きい機械を使ったお仕事って感じなんです？

〈秋山社長〉
「そうですけど、やることは女性でもできるもんですから。
そういう意味ではあんまり男性の職場とかそういう風には思ってませんね。」

中学生のものづくりチャレンジに参加されたと伺いましたが、、

〈秋山社長〉
「いろいろなアイディアが出ましてね。辰野町でこんなものを作ったら町の名産品になるんじゃないかっていうアイディアも出ました。その中で一番いいなと思うものを一つ決めたんですけど。」

実際に商品化しそうだったり、商品として使えるものなんですか？

〈秋山社長〉
「金属のブロックのような、積み木のような感じだったんです。金属作るにはやっぱり図面がなけれな作れないので、そういう意味では時間がかかるかもしれないけど、出来ない事はないのかなって気がしますね。
挑戦したいと思ってますけど。ここで仕事の方が急に出てきたものですから、直ぐには手がつけられないんですけれど、だんだん考えていきたいなと思ってます。」

中学生のアイディアっていうのは、どうですかね？

〈秋山社長〉
「我々とは違ってやっぱり非常に面白い案が出たので、辰野町のことも考えながら、こんなものが辰野町にあったらすごく人気が出るんじゃないかなっていうものから、自分たちの生活に繋がるものから、色々なアイディアが出ましたね。それと、ぴっかりちゃんをあしらってお土産品にしたらいいんじゃないかというものもありましたね。」

その中で一つでも商品になればいいですね！！

〈秋山社長〉
「色々と考えながら、できればいいなと思ってますけど。」

秋山製作所の会社での強みとは？

〈秋山社長〉
「機械設備を使っての金属加工ですので、それがないと我々は仕事ができないんですけど、その機械設備を使いながらいろんな形を作り出していくんですよ。色々な製品が自動車になったり、家電や家庭で使う電動工具みたいなものになったりしますが、その中の部品を作っています。」

「その部品には本当に様々な形があるものですから、それを機械加工で削って形にしていくんですが。そういった中で小回りが利くので、色々なところに対応できるっていうのが強みですかね。」

工場の中を見学させていただきました。
ほとんどがコンピューター制御での近代的な機械ですが、特に目を引いたのが20年以上も使い続けているといった切削機でした。古い機械ながらも大切に使用してきている機械のようです。

秋山社長の「機械設備がないと我々は仕事ができない」という機械設備への思い、その機械設備でものづくりをする作業者の技術力を大切にしてきた会社と感じました。