業  種:
  • ものづくり

事業者名:株式会社ELカワイ

6人から400人となっためっきの開発企業。         人に恵まれて生まれた付加価値

 

金属の表面処理「機能めっき」技術を専門に、愛知県名古屋市を本社として事業展開する「株式会社カワイ」。大手取引先に対応できる開発と生産体制を構築しており、海外含めて7拠点を持ちます。ここ辰野工場は「株式会社ELカワイ」として、様々な自動車部品を担当し、実力を発揮しています。

「1982年に創業してから、いい人に出会えて、ここまで来れた」と話すのは、「株式会社カワイ」の創業者であり、代表取締役である川合延洋さん。これまでの企業の歴史や、今後の付加価値創出のための構想などについてお伺いしました。

 

 

■ ものづくりに欠かせない「機能めっき」の会社

 

貴社の事業について教えてください。

 

〈川合社長〉

「『株式会社カワイ』は、1982年に機能めっき専門企業として設立しました。以降、ものづくりのお客さんの要望に合わせて、部品のめっき工程を引き受けています。

この辰野町拠点となる『株式会社ELカワイ』は、近郊取引先の要望にスピーディーに応えたいと、1990年に設立されました。企業全体としてはOA機器や自動車の部品に携わっていますが、こちらではセンサーなどの自動車部品を担当しています。」

 

専門とするのは「機能めっき」。めっきとはどのような働きを持つのでしょうか?

 

〈川合社長〉

「めっきは、固体の表面に金属の薄い膜を被せる表面処理技術。素材に足りない機能を付与する工程です。部品との接合特性や、耐食性、錆止め、耐摩耗性などの働きが生まれます。「めっき」と言っても、素材の材質や用途によって処理方法が異なるので、それぞれに合わせた技術が必要です。

特に車部品は、人の命を乗せる車を構成するので、お客さまの要求は高くなりますが、技術力で応えられるように努めています。」

 

 

■ メーカーと共同開発して特許を取得。付加価値を創出する社内風土。

 

3社合同で「無電解ニッケル粗化めっき方法」を開発し、特許を取得していますね?

 

〈川合社長〉
「無電解ニッケル粗化めっき方法」とは、自動車部品メーカーである株式会社デンソーからご相談を受けて、薬品会社と3社合同で3年がかりで開発した、めっき技術です。

電気を使用しない化学的還元作用による手法のため、金属以外の通電しない素材にも使えます。また、めっきの厚さを均一に、さまざまな形状に加工できる特徴がありますね。
特許を取得しているので、量産しているのは当社だけ。本社で加工しています。」

 

加工だけでなく、お客さまの要望に合わせた開発もおこなうのですね?

 

〈川合社長〉
「私たちは、開発段階から伴走することを理想としています。お客さまのニーズに応えて、開発し、量産する。付加価値を創出するためには、そうありたいと思っています。」

 

 

■ 創業時の社員は6人。現在は400人超えの企業へ。

 

創業時はOA機器部品のめっき加工から始まったそうですね。現在は車部品も扱いますが、どのように展開してきたのでしょうか?

 

〈川合社長〉
「創業したのは私が34歳の時、社員は6人でした。その時の目標は、まずは彼らに給料を払えるように会社を回すこと。それもそれほど時間がかからず達成し先も見えました。

最初はOA機器部品のめっき加工から始まりましたが、創業16年目に車部品の仕事をご依頼いただき、車部品へと入れ替えました。

その後、仕事をいただくと、それに応えるために機械を入れたり、社員に入ってもらったりと、投資を続けてきました。気が付いたら、現在の社員は全事業所合わせて400人超え。ここまで大きくなるとは、当初は思ってもみませんでした。」

 

車部品のご依頼は、転換点だったのでしょうか?

 

〈川合社長〉
「運良くいい人達と知り合うことができたのが良かったです。車部品を扱うようになって間もなく、取引先がOA機器の部品生産を海外に移したので、そのままOA機器だけをやっていたら、会社を畳んでいたかもしれません。現在OA機器部品は、全体の1割もありません。

その時々にタイミングよく、素敵な人たちと知り合えて、一緒に仕事をして、うまく仕事が回ってきました。ここまで来れたのは、人との出会いのおかげ。我々の会社を選んでくれる方々と、うまく知り合うことができました。」

 

 

■ 図面にないものを作っていきたい

 

2035年までに新車販売で電動車100%を実現するという国の目標が掲げられています。今後、電気自動車の普及率が高まっていくといわれていますが、今後の部品供給において、見解はありますでしょうか?

 

〈川合社長〉
「日本において電気自動車の品質水準などの詳細は、まだ決まっていないのが正直なところです。2030年代の景色を、まだ誰も予見できていないのではないでしょうか? これから部品レベルでどのような品質が要求されていくのかは、今後決まってくるでしょう。
部品の中で表面処理というのは一つの大きなキーポイント。当社に任せていただけるように、世界情勢やいろんなトレンドがある中で、情報をキャッチしていきたいですね。

また、電気自動車に変わったとしても、電気自動車も「車」です。ガソリン車に付いているエアコンや車衝突防止レーダーなどの電気系統や、ブレーキ、タイヤ、ハンドルなどは電気自動車にもあるはず。ガソリン車と共有する部品は、たくさんあります。私たちが現在作っている部品も、電気自動車においても使われるであろう部品であるので、引き続き支持していただけるように努めていきたいです。」

 

 

最後に、今後力を入れていきたいことはありますでしょうか?

 

〈川合社長〉
「お客さまにテーマをいただいて、一緒に開発をしていけるような付加価値の高い仕事をしていきたいですね。

表面処理は、素材に機能を付与して、素材の付加価値を上げていくもの。先ほど挙げた電気自動車はもちろんですが、そのほか、さまざまな業界においてお力になれるかもしれません。
当社においては開発部門も作り対応できるようにしています。お気軽にご相談いただければと思います。」

 

 

 

 

  • 会社情報
  • 会社情報
    事業者名株式会社ELカワイ
    所在地〒399-0425 長野県上伊那郡辰野町樋口1838 番地
    電話番号0266-41-0768
    FAX0266-41-0301
    URLhttp://www.kk-kawai.co.jp
    設立年月日1990 年 5 月
    資本金2,000 万 円
    代表者名代表取締役 川合延洋
    全従業員数27 人 (内、男性 15 人、 女性 12 人)
    主な業種製造業
    事業内容金属の表面処理、無電解ニッケルめっき
    会社PR

    最先端のものづくりに欠かせない「高性能めっき」技術。
    大手取引先に対応できる開発と生産体制を構築。
    エンジンをはじめ、あらゆる自動車部品の中でその実力を発揮しています。

会社情報
事業者名株式会社ELカワイ
所在地〒399-0425 長野県上伊那郡辰野町樋口1838 番地
電話番号0266-41-0768
FAX0266-41-0301
URLhttp://www.kk-kawai.co.jp
設立年月日1990 年 5 月
資本金2,000 万 円
代表者名代表取締役 川合延洋
全従業員数27 人 (内、男性 15 人、 女性 12 人)
主な業種製造業
事業内容金属の表面処理、無電解ニッケルめっき
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大手取引先に対応できる開発と生産体制を構築。
エンジンをはじめ、あらゆる自動車部品の中でその実力を発揮しています。

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