地域の方とともに成長する企業

働くことの大切さ、働くことの意味、働くことへの価値観。

世の中にはいろいろな考えの人がいて、いろいろな会社があります。

 

「1日の中で2時間、3時間でも働ける方、お手伝いいただけませんか」

 

働く環境や対人関係、一度は悩んだことがある人、多いと思います。

子育て世代、介護のためやむを得なく離職。

それでも生活をするためには働かなければいけない。

でも、フルタイムで働くことはできない。子どもに何かあった時に駆けつけてあげたい。

 

 

そんな子育て世代、介護生活を送る方達に着目し、声を上げている会社、有限会社原田技研。

過去には、お巡りさんや某企業の営業マンなど多彩な経験を経て、約6年半前に有限会社原田技研の二代目、原田社長。

 


 

「零細企業は中小企業と比べるとお支払いできる賃金が限られてしまうんです。どうしても利益の中で分散していく必要があるので、そうなってくるとなかなかフルタイムの募集は少ないです。じゃあどうするかと考えたときに、県の子育て支援制度というものがあって、この地域で例えば結婚されてお子さんが生まれて、子育てをしなければいけない。退職をするか、休職という形の中、お子さんが保育園や小学校に入ったタイミングで1日の中で2時間とか3時間、少し外に出て働けるような方が結構いらっしゃるんです。または介護をするために離職をした方、そういった方たちに着目して、パートさんやアルバイトさん、外に出るのは難しい人でも、内職ならできそうだよって方には内職をしていただいたりという出し方をしています。」

 

 

フルタイムの求人を出しても、なかなか来てくれない。

そんな苦しい悩みを数年前から抱えていた原田社長、今回の試み、実は女性スタッフのある行動がきっかけだったんです。

 

 

「僕だけならそんな考えになってないと思いますから。

子育て支援制度の登録も、スタッフが新聞に載っていた記事を持ってきてくれたのがきっかけですからね。」

 


 

現在、原田社長を除き8名のスタッフで原田技研を支えている。

そのうちフルで働いているのは3名。女性が8割の会社。

 

現在働いているスタッフは、例えば午前中だけの勤務の人もいれば午後だけの人もいます。

お子さんがいつ何が起きても、すぐに駆けつけてあげる事ができる環境。

そんな経験をしてきたスタッフばかりなので、他のスタッフも気持ちよく送り出してくれる。

 

 

 

私たちが知っている企業はどうでしょうか。

少なくとも、有限会社原田技研のような環境で働いている方、多くはないはずです。

 

「例えば上司が男性ばかり、同僚も男性が多いと理解されにくい部分ってありますよね。居づらくなって離職なんてもったいないですよね。」

 

原田社長がなぜここまで女性スタッフの意見を受け入れ、理解し、ここまで行動に移せる人なのかは女性スタッフに聞いてみましょう。

 

「先代の頃からそうでした!」

勤務20年以上の丸山さん。

先代の頃と現在の原田技研を知り尽くすベテランの丸山さんに、原田技研の魅力をお聞きすると「働きやすさ」と一言。

 


 

具体的にお話をお聞きすると、時間の配慮だと話してくれた。

 

「昔は近所の奥さんがエプロン付けてワァーっとお仕事をする、いわゆる父ちゃん、母ちゃんという感じの会社だったので、働いただけのお給料をもらえる感じでスタートしていました。たぶん時給制だったのが、働きやすかった事の始まりだったのかな。逆に言えば参観日などの行事で抜けますって伝えれば気持ちよく休ませてくれたりもしたので、働きやすさが長く続いている秘訣なのかな。」

 

現在の原田社長の考えは、丸山さんや他のスタッフの皆さん、そして何より先代の考え方が浸透していた。

 

「こんなに小さい零細企業が、大企業と同じ事をしても労働環境や給料の事を考えたら絶対きてくれないので、地元には地元の地域の良さや、働きやすさ、そういった事を求めてきてくれる人はやっぱり長く続けてくれる人は多いですね。」

 

地元ならではの良さを分かってほしい。

こんな企業もあるんだってことを伝えたい。

 

丸山さんの強い気持ちが伝わりました。

 

「町内でこんなに働きやすい所は他にないんじゃないかなって思います。正直、給料はすごく安いです。でも、労働条件はきちんと整えてくれています。労働条件にきちんと見合ったものであれば、アルバイトであれ、パートであっても、きちんと有給をもらったりしているので、社員、パート、アルバイトの垣根を越えてその人の能力をフルに出すことができるように働いています。

その中でもやっぱり仕事なので毎日が楽しくてってだけではなく、当たり前ですが納期もあるので、みんなに頑張ってもらう部分もあります。チームワークが良いと、足りない部分は他の人が補うカタチで成り立っています。」

 


 

そんな有限会社原田技研のホームページを覗いてみると、まず目に飛び込んできたのは“水と空気以外はなんでも印刷します”

 

 

平面・曲面印刷…シルクスクリーン印刷ならではの美しい仕上がりを生かし、カメラパーツ・および各種精密部品などの平面へも高精度で印刷。


 

タンポ・パッド印刷…微細文字印刷、変形もの・凹凸形状などへの印刷が可能。


 

金属加工をしているメーカーさん、表面を黒くアルマイトする加工会社さん、塗装をしている会社さん、ありとあらゆる所からの依頼。

 

私たちが何気なく使っているものは、多くの人の手が加わり完成する。

 

「こんな所にも印刷ってできちゃうんです」

満面の笑みで語ってくださった丸山さんの顔を思い出します。

 

 

最後に今後の有限会社原田技研の方向性をお聞きすると

「既にある程度は完成している。日常のちょっとした問題点、いわゆる“ささくれ”があったときに、現場のスタッフ同士が自発的に協議・検討して、ささくれがなく、滑らかな手触りになるようにするにはどうしたらいいのか。それを現場発信でベテランと若手で解決をしてくれる。そんな社風が身に付いているので、それがますます加速していけば問題はありませんね。さっき丸山から『社長が居なくても現場の仕事は1週間でも10日でも大丈夫』と言っていました。要するに、指示待ちの社員がいないんですよね。もちろん経験の浅い若い子達は指示が必要な場面はありますが、やがてお互いの意思疎通ができ、もちろん経営者も加わりつつ、会社全体が滑らかに回って行く。

長野県随一の企業になるのではなく、辰野の中で今一番働きやすい環境であるのであれば、そこを大事にして、わざわざ手をあげて来てくれた方がこの会社に勤めて良かったな、という気持ちになってくれるのであればありがたいです。」

 

 

最後の4行は先代から教わったことだと話してくれました。

  • 会社情報
  • 会社情報
    事業所名有限会社 原田技研
    所在地〒399-0423 長野県上伊那郡辰野町沢底3297-2
    電話番号0266-41-1308
    FAX0266-41-3785
    E-mailinfo@hrdtec.co.jp
    URLhttp://www.hrdtec.co.jp
    設立年月日昭和50年7月1日
    資本金300万円
    代表者名原田 信久
    全従業員数9名(うち男性2名、女性7名)
    主な業種特殊印刷業(シルクスクリーン印刷 PAD印刷 ホットスタンプ)
    事業内容一眼レフカメラのレンズ周りの印刷や精密機械部品、医療機器周辺部品等への
    印刷およびホットスタンプによる意匠加工
    会社PR

    創業当時からの「水と空気以外なんでも印刷します」の理念に基づき豊かな想像力と探究心で印刷の分野でお客様の「こうしたい・・・」を実現するお手伝いをしています。また従業員の8割が女性であり、地域の子育てや介護世代の方々が

    働きやすい環境で活躍していただいています。

会社情報
事業所名有限会社 原田技研
所在地〒399-0423 長野県上伊那郡辰野町沢底3297-2
電話番号0266-41-1308
FAX0266-41-3785
E-mailinfo@hrdtec.co.jp
URLhttp://www.hrdtec.co.jp
設立年月日昭和50年7月1日
資本金300万円
代表者名原田 信久
全従業員数9名(うち男性2名、女性7名)
主な業種特殊印刷業(シルクスクリーン印刷 PAD印刷 ホットスタンプ)
事業内容一眼レフカメラのレンズ周りの印刷や精密機械部品、医療機器周辺部品等への
印刷およびホットスタンプによる意匠加工
会社PR

創業当時からの「水と空気以外なんでも印刷します」の理念に基づき豊かな想像力と探究心で印刷の分野でお客様の「こうしたい・・・」を実現するお手伝いをしています。また従業員の8割が女性であり、地域の子育てや介護世代の方々が

働きやすい環境で活躍していただいています。